NHK杯は羽根棋聖と坂井六段だった。

お坊ちゃま羽根棋聖が、けっきょく、名人戦リーグの最終予選に続いて京大卒・元医師・坂井六段に負けた。
羽根の優勢のまま終盤に入るかな、と、解説のコンピューター石田も地合いを数え始めていたころ、坂井がいきなり勝負手を打って、大盤解説も視聴者も「え゛ー!?」とかいってるうちに、お坊ちゃま羽根君がいちばんちょうしをくずして、困惑した顔になりながら、大石を取られてみるみる負けてしまった。
石田によれば、「回避する手段はいくらでもあったんですが」ということなんだけれど、まあそのへんはお坊ちゃまだからねえ。
ここぞというところであっと驚く下品な手を打って勝ってみせる強さというのもあるのか、と感心。