新書とか。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

考えあう技術 (ちくま新書)

考えあう技術 (ちくま新書)

批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書)

批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書)

自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス)

自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス)

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』というのがなかなか手に入らなかったのが、ようやくあって、で、ついでにその辺にならんでたのを買ってきた。
で、『さおだけ』だけとりあえず読み始めて、ものすごく簡単に読み終わった。会計学入門の本、なのだけれど、正確には、会計学入門いっぽまえ、という感じで、会計ってものに関心をもたせるためのエッセイ、という感じ。で、それが、ちょうどいい感じ。学生さんに読ませるのに、べつに会計学を本気でやらせるわけでなく、ちょっと経営とかの雰囲気も知っておいて欲しい、というぐらいだと、この本ぐらいのスタンスがちょうどいい。タイトルもキャッチーだし。
『批評理論入門 「フランケンシュタイン」解剖講義』って本は、いろんな批評理論を紹介しながら、それぞれの理論で、ひとつの小説『フランケンシュタイン』を切ってみて、切れ味比較、みたいな趣向の本。趣向はおもしろいのだけれど、とりあえず「脱構築批評」ってところだけ斜め読みしてみたら、なんだか、想像したとおり、アメリカのハンバーガー・デコンストラクショニズムみたいなのの紹介がしてあって、うーん、新書の概説書とはいえ、もう少し「脱構築」というものにひっかかりを持って欲しいなあ、と思った。