児童虐待相談 1990年度の30倍に

http://eri.netty.ne.jp/educationnews/2006_06.htm#27_05

内閣府は27日、2006年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)を発表した。2004年度に全国の児童相談所が対応した児童虐待の相談件数は前年度比25.7%増の3万3,408件で、初めて3万件を突破、1990年度の30倍にも達し児童虐待の深刻化が浮き彫りとなった。
[2006年6月27日付 headlines.yahooより要約]

児童虐待の深刻化が浮き彫りとなった」だぁ?
んなあほな。
いくらなんでも15年で30倍、という数字は不自然だと思うのが普通でしょう。
つまり、この数字を見ると、
「虐待の相談件数なんて、バブルみたいに実体のないものなのだなあ」
という感想を持つほうがふつうなんではないだろうか。

・・・でもないぞ、おい。

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060627-52080.html
猪口少子化担当相、児童虐待急増を警告
 猪口邦子少子化担当相は27日の閣議で、2006年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)を報告した。白書は児童虐待に関する児童相談所の相談対応件数が1990年度の1101件から増え続け、04年度には3万3408件と初めて3万件を突破、急増している現状を踏まえ「子どもの命が奪われるなど重大な虐待事件が後を絶たず、早急に取り組むべき社会全体の課題だ」と警告した。

 白書は児童虐待が子どもに与える深刻な影響について「発達障害や情緒、行動両面の問題を引き起こし、子どもの一生涯に影を落とす」と分析。虐待を受けた子どもが親になって自分の子どもを虐待する「虐待の世代間連鎖」の可能性にも言及している。その上で「発生予防から虐待を受けた子どもの自立に至るまで、切れ目なく総合的に支援していく必要がある」と強調した。

 厚生労働省の04年度集計で、被害を受けた子どもの年齢をみると、零歳から小学校入学前の子どもへの虐待が計45・7%と、全体の半数近くを占めていることを重視。虐待が子どもの誕生後、子育ての「早期から始まっている」との見方を示している。

 このほか白書は、子どもを狙った犯罪が多発していることを踏まえ、新潟県加茂市が登下校時の安全を確保するためスクールバスを導入している事例を紹介。東京都品川区が防犯ブザー兼用のPHS専用端末機「まもるっち」を子どもに持たせているケースなども挙げ、子どもの安全対策の重要性を指摘した。

[2006年6月27日15時4分]

いたたたた・・・