「おじゃる丸」原作者自殺…「仕事で悩んでいた」遺書

http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_09/g2006091123.html

NHKの人気番組「おじゃる丸」=写真=の原案者で女性漫画家、犬丸りん=本名・山崎典子=さん(48)が10日午後1時半、東京都武蔵野市吉祥寺本町の5階建てマンションの屋上に落ちたのを住民が物音で気づき、119番通報した。犬丸さんは病院に運ばれたが、全身を強く打っており、死亡が確認された。遺書から自殺とみられる。
 警視庁武蔵野署の調べによると、犬丸さんは隣の14階建てのマンション7階に住んでいた。犬丸さんは自宅マンションの屋上にのぼり、19メートル下にある隣接する5階建てのビル屋上に飛び降りたとみられる。
 自室にあったバッグの中にA4版数枚の遺書が残されていた。遺書は母親あてで、「仕事ができない」などと横書きで綴られていた。
 犬丸さんは東京都出身。筑波大学大学院視覚伝達デザイン修士課程修了後、平成2年に青年誌のモーニング誌上で「なんでもツルカメ」でマンガ家としてデビューした。代表作の「おじゃる丸」は、NHKで10年から放送されている長寿アニメ。そのほか、エッセー、小説など幅広い分野で活躍。著書には「んまんま」(角川文庫)、「偏愛」(読売新聞社)などがある。
 犬丸さんについて、NHK広報局では、「突然の訃報を聞き、驚いています。亡くなられた犬丸りんさんには、『おじゃる丸』のシリーズ開始の時から、キャラクターをはじめ、たくさんのすばらしいアイデアを出していただきました」とコメント。
 さらに、「多くの子供たちに長く見ていただける番組になりましたのも、ひとえにそのおかげだと感謝しています。犬丸さんのご冥福をお祈りいたします」と、死を悼んだ。
 放送は平成10年にスタート、現在は教育テレビで第9シリーズを再放送中。10月2日から新作45本を開始する矢先だった。NHKによると、犬丸さんは第4シリーズまで原案のほか、シリーズ構成も担当。第5シリーズ以降も、「随時、アドバイザーとして参加していただいた」という。
 主人公「おじゃる丸」の口癖「まったり」は一時、若い女性の流行語になった。関連会社が販売するグッズも豊富で、「見学者に大人気」(関係者)だという。
 オープニングテーマソング『詠人うたびと』は、歌手の北島三郎さんが歌い、作詞・作曲は、北島さんの二男、大地土子さんが手がけている。
ZAKZAK 2006/09/11

少し前にここで面白いと言及していたのだがその矢先である。あんまりだ。ごめいふくを。