「大学生や地域住民を派遣 徳島市教委の「特別支援教育」」

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大学生や地域住民を派遣 徳島市教委の「特別支援教育」 2007/04/05 10:18
 学校教育法の改正で、障害児教育の対象に発達障害のある子供を加えた「特別支援教育」が本格始動する本年度、徳島市教委は小・中学校での指導を支援するため、教員免許を持っている人や大学生、地域住民それぞれの力を活用した独自の施策に取り組む。これらの人材を要請のあった学校に派遣して、授業中や休み時間などに教員をサポート。発達障害児だけでなく、支援を必要とする全児童・生徒を対象に、特性に応じたきめ細かな指導を目指す。
 実施するのは▽教員免許を持った人材を活用する特別支援教育助教員▽大学生による学習支援ボランティア▽地域の人材を活用した学校支援ボランティア−の三事業。
 各校では、支援が必要な児童・生徒を通常学級で勉強させ、必要な時間だけ別の場所で学ばせる通級指導を行っているが、よりきめ細かな指導をするには教員が不足しているのが実情。低学年では、休み時間や給食、掃除の時間など教員の目の届きにくい時間帯にトラブルが起こるケースもあり、こうした場面でサポートを受ける。
 助教員は大学や大学院を出たばかりの十一人を採用し、本年度から各校に常勤させる。担任教員の指導で、チームティーチングに入ったり、個別指導に当たったりする。
 学生ボランティアは、県内四大学で教員や臨床心理士を目指す学生に週一回、半日程度学校を訪れて学習指導のほか、授業時間以外にも子供たちをみてもらう。五十人をめどに二十日まで募集し、五月上旬にも各校に派遣する。
 学校支援ボランティアは、保護者をはじめ、地域住民が休み時間や放課後の個別指導などの時間帯に教員をサポート。現在、数校が独自に取り組んでいるのを制度化する。市教委に学校支援ボランティアバンクを設けて登録し、要請に応じて派遣する。六月からの実施を目指す。
 《特別支援教育》障害のある子供の自立や社会参加に向けた主体的な取り組みを支援するため、一人一人の教育的ニーズを把握して、適切な指導や必要な支援を行う。障害の種類や程度に応じ、盲・ろう・養護学校などで指導してきた障害児教育の役割を拡大させ、学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害ADHD)など通常学級に在籍している子供にも対応する。

こんなのも、うちの大学でもやってますが。