セシル・テイラーが弾いているところ。『イマジン・ザ・サウンド』。オーネットが吹いているところ。『オーネット・コールマン&ローランド・カーク』。

イマジン・ザ・サウンド ─ 60年代フリー・ジャズのパイオニアたち [DVD]

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前者は、60年代の、フリージャズ中心のムーブメント「ジャズの10月革命」のみなさんに、81年になってインタビューしたもの。ビル・ディクソン、アーチー・シェップポール・ブレイと、セシル・テイラー。4人が一堂に会したとかリユニオンセッションをやったとかいうのでなく、ばらばらにインタビューして演奏していた。ほかの人もだけれど、セシル・テイラーが弾いているところ、っていうか動いているセシルをはじめて見た。想像していたより指さばきにインパクト感があった。
後者のほうは、60年代に製作されたやはりドキュメンタリーで、テレビかなあ、オーネットとカーク、それぞれ30分弱。インタビューと演奏風景。動いているオーネットもはじめて見たけれど、しゃべっているところはちょっと哲人ふうでしたね。もうちょっと、演奏のインタープレイ的なところを映してくれるとよかったのだけれど、時代的なものなのか、演奏中も顔とか、眉間だけとか、サックスのラッパのところが照明で光ってるだけ、とか、そういうショットが多くてねえ。