<睡眠時間>寝不足で懸命に…20年で最短

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<睡眠時間>寝不足で懸命に…20年で最短
11月4日19時19分配信 毎日新聞


 日本人の睡眠時間がここ20年で最も短くなり、とくに働き盛りの世代での減少が目立つことが、総務省がまとめた06年の社会生活基本調査でわかった。その一方で、仕事時間は増加し、余暇など自由に使える時間も減っており、寝不足で懸命に働く日本人像が浮き彫りになった。

 調査は5年ごとに実施しており、10歳以上の約8万世帯18万人が対象。1日の平均睡眠時間は調査を開始した86年から男女とも減少傾向にある。

 年齢別では、ほとんどの世代で減少、とくに45〜49歳が7時間5分と最も短く、次いで40〜44歳と50〜54歳が7時間9分だった。最も長いのは85歳以上の9時間47分。

 一方、仕事時間は01年まで減少してきたが、06年には増加に転じた。正規の職員・従業員は1日平均7時間11分、それ以外の雇用者は4時間27分で、それぞれ5年前より15分、13分増加した。

 食事時間の合計は5年前より全体で1分長い1時間39分となったが、45歳以上65歳未満の世代では1〜3分短くなった。【七井辰男】