薦められた本。『「日本一の村」を超優良会社に変えた男』。

「日本一の村」を超優良会社に変えた男

「日本一の村」を超優良会社に変えた男

おもしろそう。
amazonの読者レビュー↓もみんなほめてますね。

気持ちが暖かくなり、啓蒙にもなる良い本です。, 2007/8/27
By 森のくまさん (神奈川県相模原市)
 岩手県滝沢村(盛岡市に隣接した北側の村です)(人口日本一の村)の村長、柳村純一さんが、役場と村の改革を1994年の当選から3期12年(2006年まで)行った記録です。
ISO9001や14000を2000年に取得し、2006年に地方自治体では初めて「日本経営品質賞」を受賞し、昨今地方自治体への国からの補助が削減され、無駄な公共事業等で、県や90%以上の市町村が負債を抱え(日本国も)、北海道は夕張市のように財政破綻寸前で苦しんでいるとき、2004年の積み立て基金を16億も保有している、すごい村です。
 どこかのコンサルを頼んで改革したのではなく、自分たちで議論しながら仕組み作りをしていったところに好感が持てます。
 書き方も上手く、ドキュメンタリー調で、感動で目頭が熱くなる場面も数箇所あります。

「地域づくり・まちづくり」というテーマも、それから組織づくりとか、仕事環境のカイゼンとかにしても、生涯教育論のテーマであります。

ところで、

「日本経営品質賞」

ってさいきんどっかでみたなと思ったら、
はれ。 - クリッピングとメモ←ここの記事でした。

■[ニュース]学校の通信簿(5)生徒は「顧客」 満足度診断
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20071124us41.htm
学校を経営の視点でとらえ、品質向上活動を広げる県がある。
・・・
経営品質 「顧客本位」「独自の強みを伸ばす能力」「従業員重視」「社会貢献」の四つが基本理念。米国が1980年代に、産業の競争力強化を目指して「国家品質賞」を創設、財団法人社会経済生産性本部も1995年、これにならった日本経営品質賞を作った。三重県教委では、これらを参考に、「顧客」を「学習者」、「従業員」を「教職員」と読み替えるなど、学校経営になじむ形で、学校経営品質と位置づけている。

あー、ねえ。どうなんでしょう。
なんかこう、ちょっとふんいきがちがうなあ。記事のノリってのもあるだろうし、直訳的に読み替えて学校に当てはめて上から旗振って現場をマネージしようとしてるってところが、感動で目頭が熱くならないかんじの印象を与えるんやと思う。