行きがかりじょうチラ見するギデンス。『社会理論の現代像』『社会学の新しい方法規準』『社会理論の最前線』とか。で、ギデンスが「権力」について「変換能力」とかゆってるってことについて検索したら、でてきた、谷本晴樹「A.ギデンズのデモクラシー論」。

社会理論の現代像―デュルケム、ウェーバー、解釈学、エスノメソドロジー

社会理論の現代像―デュルケム、ウェーバー、解釈学、エスノメソドロジー

社会学の新しい方法規準―理解社会学の共感的批判

社会学の新しい方法規準―理解社会学の共感的批判

社会理論の最前線

社会理論の最前線

たしか学部生か、修士のときに読んだんだと思う。ひっさびさに手にとってぱらぱらしたのだが、なんか新鮮だった。むやみに線が引いてあって、アホの子の教科書みたいである。まぁ、当時としてもべつに尊敬しながら読んでた覚えはなくて、「この人、お勉強ばっかしでオーラがないなあ」といいつつ読んでたのだが。
で、
どういういきがかりかというと、たしか、「権力」というのをギデンスが、なんか妙にうまいこと言い換えてたという覚えがあって、見てみたら、「変換能力」と書いてあった。
そんで、原語はなにかな、ということで、検索をかけてみると
ギデンス 権力 変換能力 - Google 検索
↑こんなかんじで、原語は「transformative capability」だそうだ。そんなふうだったかな。
最初に読んでいた当時も、なんかうまいこといってるなあと思いつつふわふわとしか覚えてなくて(覚える気がなくて)、それで、人に会って「権力」とかの話題になったときも、
「ギデンスがなんかそんなこと言ってたですよ、「権力」を何とかってうまいこと言い換えてた、たしか」
「そうなんですか、何て言ってました?」
「忘れた」
「えーと、どの本ですか」
「あー、あれあれ。『社会学の・・・新しいとか・・・前線とか・・・なんか現代のなんとか』みたいな」
「ぜんぶそうやがな」
みたいな。

閑話休題
それで、
その検索した中で出てきたのが↓このレジュメ。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~aoki-kazuyoshi/tanimoto2.pdf
「平和研究会」(第12 回)報告
「A.ギデンズのデモクラシー論」
谷本晴樹