『「A4一枚」仕事術』読んだ。まあね。

「A4一枚」仕事術

「A4一枚」仕事術

まぁね。というかんじ。
「仕事の優先順位はA4一枚でまとめよう」とか「アイディアを生み出す訓練はA4一枚から」とか、なんでもかんでもA4のワークシートに書いていくといいぞ、というおはなし。
いろいろなビジネス書のネタが盛り込まれているし、ぜんぶ「A4一枚のシート」というフォーマットに落とし込まれているので、わかりやすいっていうかつかいやすいっていうかそういうところはいいところ。
まあしかしえーとですね、「A4一枚」はほとんどかんけいないです。ネタのほとんどは、A3でもB5でも関係なさそうな話。ようするに、紙1枚にまとめるといいですよ、ということ。
あと、ワークシートって言うより、たとえば「会議のモラルはA4一枚で正せる」なんてのは、会議のルールを紙に書いてくばれ、というだけなので、もうA4もへったくれもなくて、会議のルールを守りましょうということでしかない。そういうのも含まれてはいる。
まぁしかし、学生さんたちの卒論ゼミで、卒論を書くのにかこつけて、スケジュール管理って言うかプロジェクト管理みたいな練習にしよう、というふうに考えると、こういうふうに「A4一枚」「A4一枚」とフォーマットを決めて繰り返すのは、教育上べんりともおもえなくもないわね。