このところ読んでた本。『世界文学を読みほどく』。

世界文学を読みほどく (新潮選書)

世界文学を読みほどく (新潮選書)

夏ぐらいに、学校帰りに商店街の本屋さんでなんとなく買って、ピンチョンの紹介のところだけ読んで、そのまま放っていた。池澤夏樹が、京大文学部で夏の集中講義をやった、1週間で世界文学の10作品を紹介しつつ、実作者として、あるパースペクティブを語った、みたいなこと。
大学の講義だってことで気負って喋ったところは総じてつまらない。でも、こちらは文学的教養などさっぱりないので(いかなる教養もないわけなので)、世界名作全集的なもののあらすじがわかってよかった。