ミニコンの高音が弱い。いろいろ試してみつつ、ピアノトリオなど聴いてみる。『エクスプロレイションズ』『ハンプトン・ホーズ・トリオ』『アイ・ラヴ・ユー』(アル・ヘイグ)とか、いまはタイム盤の『ソニー・クラーク・トリオ』。

エクスプロレイションズ+2

エクスプロレイションズ+2

ザ・トリオ Vol.3(紙ジャケット仕様)

ザ・トリオ Vol.3(紙ジャケット仕様)

アイ・ラブ・ユー

アイ・ラブ・ユー

ソニー・クラーク・トリオ+4

ソニー・クラーク・トリオ+4

下宿のステレオ機材は、まぁミニコン的なものなんで、そもそも音に期待するほうが間違っているといえばそうなのだけれど、昔使っていたラジカセとかよりも高音がいかにも弱くて、要するにドラムのブラシのサクサク、シャワシャワいう音とか、シンバルのシンシン、チキチキいう音とかがしっかり聴こえないと、つまんないのである。
原因はよくわからなくて、意外とこんなものなのかもしれないし、機械の側でなくこっちの耳が高音難聴ぎみになってきたのかもしれないし、マンションで遠慮して小さい音で聴いているのでスピーカーが鳴りきっていないのかもしれないし、よくわからない。
ちょっと、スピーカー前面のカバーをはずしてみて、ちょっと大き目の音にして、またスピーカーの置く位置をちょっと左右近づけてみた。あんましかわらないねえ。
で、あれこれ聴いている。やはり、ピアノトリオだと、ドラムの小技が目立つので、そのへんを聴く。
エヴァンスとアル・ヘイグのディスクは、以前のラジカセとかで聴いてたときに聴こえてたシンバルの音が聴こえにくくなっててものたりない。
ハンプトン・ホーズのは、音がクリアで明るいのでドラムもいい感じに明るく聴こえるのだけれど、ちょっと軽薄なっていうか、おもちゃっぽいというか、そういう音になってしまってる気もする。
ソニー・クラークのタイム盤は、ピアノの音が塩辛くていい感じ。マックス・ローチのドラムがもっぱら右のスピーカーでやっているのでそっちに耳を持っていって、音が出てるかな?とか首を傾げたりしているところ。やっぱりちょっと曇った音だなあ。抜けがもひとつ、っていうか。
まぁ、ラジカセよりスピーカーが大きいので全体的にいえば音が厚くてしっかりしているのはたしかなのだけれど。