BSでやってて録画してた『上海バンスキング』みた。吉田日出子いいわあ。『ジャズ最後の日』とあわせて。

当時のNHKの「芸術劇場」のビデオだったやつなので、ダイジェストになってるのはざんねんだけれど、じゅうぶんよかった。あぁ、夢が多すぎる・・・
吉田日出子がよすぎる。
http://www.knockoutinc.net/profile/hideko.html

上海バンスキング」に言及している、『ジャズ最後の日』の「これが噂のビーバップ」という文章がすばらしいわけなのだけれど、

ジャズ最後の日

ジャズ最後の日

まさにそのシーン、つまり、戦時中の上海で日本人ジャズメンが、はじめてビバップのレコードを聴いた瞬間、のシーンは、微妙に切れていたようなのだけれど、でもやはり、戦前の上海のスイングジャズの世界にいきなり流れるパーカーには、やはり、はっとした。ダイヤル盤のどれかだったとおもう(→追記)。リフ曲。歌モノのスイングナンバーの世界からいきなりこれだと、革命だなあと思う。なるほどその「感じ」がくっきり出てる。これはもう、旧世代は阿片におぼれることになるわけですね。夢が多すぎますよまったく。あーあ・・・

追記
気になって、CDを引っ張り出して聴いてみた。
ダイヤル盤ではなかったようで。
さしあたりこの廉価版のdisk-1に入ってる。
http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20070907#p1
「Red Cross」という曲。
サヴォイ盤にはいってますね。
名盤JAZZ 25選~Historical Albums of The 20th Century チャーリー・パーカー・オン・サヴォイ~マスター・テイクス

名盤JAZZ 25選~Historical Albums of The 20th Century チャーリー・パーカー・オン・サヴォイ~マスター・テイクス