ランチの話題。「蟹工船ブームも背景に?共産党の新規党員9千人増加」

きのう、出勤日で、お昼ご飯のときの会話で聞いたこと。ふーん。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080711-OYT1T00647.htm?from=main4

蟹工船ブームも背景に?共産党の新規党員9千人増加
 共産党の第6回中央委員会総会が11日、党本部で始まり、志位委員長は、新規党員が昨年9月の第5回総会時から約9000人増えたことを明らかにした。

 同党によると、党員数は1990年の50万人をピークに下落に転じ、2000年以降は38〜40万人で横ばいで低迷が続いていた。しかし、昨年9月の第5回総会以降、毎月連続して1000人規模で増え、計9000人増加したという。

 志位氏は幹部会報告で「(小林多喜二の)『蟹工船』が若者を中心にブームとなり、マルクスに関心が集まり、テレビ局は『資本主義は限界か』という企画を立てる。共産党がこれまで体験したことのない新しい状況だ」と指摘。さらに年内に2万超の新規党員を獲得する目標を掲げた。

 一方、志位氏は、来年1月に党大会を3年ぶりに開催し、衆院解散・総選挙に向けた態勢作りを急ぐ考えを明らかにした。

 そのうえで、次期衆院選に向けた構えとして、政府・与党との対決姿勢とともに、民主党への批判を強める方針を示した。小選挙区比例代表並立制では、自民、民主両党との違いを示さなければ、埋没しかねないとの危機感からだ。

 志位氏は「民主党自公政権との対決戦術を前面に押し出し、政権交代すれば政治が変わるということを唯一の売りにしているが、政治がどう変わるのか中身を明らかにできない。自民党と同質同類だ。民主党への批判を進めることが大切だ」と強調した。

 共産党は第5回総会で、次期衆院選では比例選に重点を置くため、全300小選挙区で候補擁立を目指す方針を転換し、約140小選挙区に絞り込む戦略を打ち出した。このため、民主党から「政権交代という一点で共闘できるのではないか」(幹部)と期待する声が出ていた。

(2008年7月11日21時13分 読売新聞)

こっちの記事はもう少し「ネット」ふう。「ニコニコ」きっかけ説。

http://www.j-cast.com/2008/07/14023482.html
共産党は若者の心つかんだ? 20代、30代党員が増える
2008/7/14
日本共産党への入党が月に1000人ペースで増えているのだという。特に20代、30代の「若者」が目立つ。入党のきっかけになったのは、投稿動画サイト「ニコニコ動画」にアップされた志位和夫委員長の衆院予算委員会での質問だったようなのだ。

志位質問「ニコニコ動画」アップで注目される

衆院予算委員会での質問する志位和夫委員長(「ニコニコ動画」より) 志位委員長が衆院予算委員会で質問に立ったのは2008年2月8日。派遣労働の深刻な実態を提示し、「派遣労働は労働環境の劣悪化を招いた」「安定した日雇い派遣などあり得ない。労働者派遣法を改正すべきだ」などと舛添要一厚労相福田康夫首相に迫った。この場面は「ニコニコ動画」や「ユーチューブ」にアップされた。また、この質問の全文が共産党関係者によって印刷され、派遣労働者が乗り込むバス停や、工場前で配られた。

日本共産党J-CASTニュースの取材に対し、

共産党の政策や活動に共感してもらい、党員数は07年秋から増え続けてきたが、ニコニコ動画に画像が張られて以降、目立って若者の反応がよくなった。これまで体験したことの無いことだった」
と説明した。

20代、30代の若者は格差社会に悩み、派遣労働に従事している者は自分の将来を憂いている。動画サイトにアップされて以降、共産党が各地域に設けている地区委員会に飛び込みで相談に訪れたり、赤旗の購読を申し込んだり、メールでの労働相談が急激に増えていったのだという。

「あなたのせいではなく、社会の問題だ」と説明
日本共産党は問い合わせてきた若者に対し、こう話す。

「あなたたちはかつてない大変な時代に置かれています。そして、格差社会も不安定雇用も『自己責任』で、負けたのは自分の責任だと思わされている。私たちは、それは『あなたのせいではなく、社会の問題だ』と説明します」
現在も「ニコニコ動画」や「ユーチューブ」には志位委員長が国会で質問する動画が複数アップされていて、

「志位さんGJです!あなたを支持します!」
「私は民主党を支持していますが志位和夫共産党は目が離せません」
「お願いします。労働者派遣法を改正してください。私の知り合いは派遣先を切られていまネットカフェ難民です」
などのコメントが多数カキコまれている。

まぁ、ニコニコの「カキコ」(っていう言い方は平成20年的にどうなの)って自作自演じゃないの?という気もするけれど。