『女の座』みた。わからんねえ。

http://www.jmdb.ne.jp/1962/cl000210.htm
英語のタイトルが「Woman's Place」、というのだそうだ。女ってだれ、座ってなに、っていうかんじで、タイトルから内容が察せられないかんじだ。高峰秀子の映画で、そしたら高峰のことなのか、と思うけれども、たとえば本妻と愛人が「女の座」を巡って争うみたいな話かと思うとぜんぜんそんなことはないです。
都内に家があって、小間物屋かなにかをやっているのだけれど「オリンピック道路」のための買収の話があって、ちょっとした財産になるかもしれないというような家で、そんで、老夫婦に娘や息子が7人だっけ、いて、上の跡取り息子の嫁が高峰なんだけど映画が始まったときにはもうその跡取り息子はなくなっていて、高峰が主婦として家事の切り盛りと小間物屋の店番とかをつとめている、と。で、高峰だけが他人で、あとの実の子どもたちがわずかな財産をめぐって、また未婚の娘たちの結婚問題をめぐって、じわじわといやな人間模様を展開するという。それで、それはまぁそういう成瀬のパターンかと思って見ていたらさいごのほうに唖然とする展開が。