ざんねん井山くん。「張栩名人が防衛 4勝3敗で井山八段退ける 囲碁名人戦」。いっぽう将棋では倉敷藤花戦で里見香奈女流2段a.k.a.「出雲のイナズマ」が先勝。

http://www.asahi.com/igo/news/TKY200811060257.html

第33期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第7局は6日、甲府市常磐ホテルで2日目が打ち継がれ、午後5時35分、張栩(ちょうう)名人(28)が挑戦者の井山裕太八段(19)に236手までで白番中押し勝ちし、通算4勝3敗で防衛、通算4期目の名人位を獲得した。
 七大タイトル戦史上で最年少の挑戦者・井山八段に開幕2連敗したが、第3局から3連勝。第6局で並ばれたものの最終局を勝って防衛を果たした。張名人は碁聖と合わせた二冠の立場を守った。
 就位式は12月12日、東京都千代田区東京会館で。
 張名人は台湾・台北市出身。10歳で来日して林海峰名誉天元の門下となり、14歳で日本棋院棋士となった。03年に本因坊位を獲得して日本の最年少九段に昇段。「四天王」と呼ばれるトップ棋士の一人で、タイトル獲得、棋戦優勝回数は24にのぼる。
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〈張名人の話〉 厳しい戦いでした。相手の年齢は意識しないようにしたが、負けたくない気持ちは強かった。
〈井山挑戦者の話〉 自分の力は出し切れたと思うが、実力が足りなかった。また来年、この舞台に立ちたい。

さいしょ二連勝したときには、これは!と思ったけれど、やはり名人の壁は厚かった的なことでしょうな。
しかし、第七局も、さいしょ録画しといたテレビの解説だけ見ていたら一日目の封じ手まえに勝負あった、名人の勝ち、井山くんつらいだろうねえ、みたいな言い方をしていて、でもそのうち、「いや?意外と細かいんじゃない?」みたいなことになったようで、今日の夕方分の放送を見てみたら盤面がえらいことになっていて、あるいは一時は「逆転じゃない?」みたいなことにまでなっていたらしい。なので、井山くんを心で応援していたみなさんもかなりまんぞくできたのではないだろうかしら。

いっぽう将棋では倉敷藤花戦で里見香奈女流2段a.k.a.「出雲のイナズマ」が先勝。
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008110601000521.html

16歳の里見が先勝 将棋の倉敷藤花戦第1局
 将棋の清水市代倉敷藤花女流王将)に16歳の里見香奈女流2段が挑戦する第16期倉敷藤花戦3番勝負の第1局は6日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、午後4時1分、162手で後手の里見が先勝した。
 里見は島根・大社高2年生。初のタイトル挑戦として注目されている。
 第2局は23日、岡山県倉敷市倉敷市芸文館で指される。