電車で読む『教育格差の真実』。これは学生に薦めよう。

教育格差の真実?どこへ行くニッポン社会? (小学館101新書)

教育格差の真実?どこへ行くニッポン社会? (小学館101新書)

1行も読まない前に授業で学生に薦めておいたのだけれど、学校帰りの電車で読んだら思いのほかよかったのでもういっぺん薦めよう&来年の推薦図書リストに入れよう。
しかし、経済アナリストと教育評論家の対談本ということで、どちらかというと尾木が聞き役、森永が喋り役、という分担はあらかじめ決まっているだろうにせよ、そういうもんだいでなく、森永のほうがおもしろかった。
ていうか、教育についてあれこれ言うときに、教育の人が喋るより、経済の人が喋るほうがおもしろいというのは、まぁ、教育というのがすでに教育の論理というより経済の論理で動かされてしまっている&動いていくべき方向もやはり(別の)経済の論理、ということなんやろうか。