で、今日の通勤電車で読んでた。
- 作者: 斎藤美奈子
- 出版社/メーカー: 紀伊国屋書店
- 発売日: 2004/02/18
- メディア: 単行本
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あと、扱う作品がほどほどに有名だったり見当がついたりして、この作家、この作品、はいはいはい、という安心的おもしろさがあって、読書傾向的にいって褒めるであろう本を褒め、おちょくるであろう本をおちょくっている。そのへんがまぁ、安心的おもしろさ。
まぁ、初出連載第一回の「風俗小説」で必殺・金井美恵子をさっさと最初に使ってしまったところはなかなか男気があってよかった(まぁ、第二回「カタログ小説」の冒頭のはなしの枕でも使ってるし、じつは変化球勝負・はずし・ずらしの技、というのの範例にもなっていて、これはこの本全編でも重要な視点になってもいるのだけれど)。
あと、「野球小説」の中に高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』を扱ってほしかった。
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/06/03
- メディア: 文庫
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