「勉強は適当で」新入生に祝辞 首都大学東京で入学式

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090407/tky0904072117015-n1.htm

「勉強は適当で」新入生に祝辞 首都大学東京で入学式
2009.4.7 21:17
このニュースのトピックス:石原慎太郎知事
 
 首都大学東京原島文雄学長)の入学式が7日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で行われ、真新しいスーツに身を包んだ新入生約2500人が出席した。

 来賓の石原慎太郎都知事は「何か若者じゃなくてはできないものを見つけて感性、情念を磨くことが重要」と強調。「大学の勉強は適当でいい。みなさんにやってもらいたいのは、まず、いい友達をいっぱいつくること、2つ目は趣味を持つこと。趣味のない人間は魅力がない。趣味の世界に耽溺(たんでき)してもらいたい」と祝辞を贈った。今月、2代目学長に就任した原島学長は「仲間や先生とのディスカッションは重要。遠慮することなく発言し大いに議論してもらいたい」と新入生を激励した。今年の新入生は学部1664人、大学院869人。 

で、こちら(http://d.hatena.ne.jp/daigaku_jiken/20090409#p3)のコメント

適当にしか学生は授業を受けず,しかもそれを推奨するようなことを大いに述べられるとは,教える側としてはおそらく手応えがなくなるかと思いますので,こちらも適当で良いって事でしょうかねえ.

ところで、わたくしは授業で喋るのがあんまり上手ではないしとくに大教室の授業なんかで説教の合間合間に客を面白がらせつつ大いに感心させて家路に着かせるなんてマネはできないしやりたいとも思わない(そういうのは石原都知事は上手だろう)ので、学生諸君が毎週宿題レポートを書いてくる仕組みを作って、ほっといても自分で勉強する仕組みにして、こっちはなるべく気楽にやるぞと宣言しているのだけれど(まぁそういうのがいまどきめずらしく「大学っぽい」と乗ってくれる学生も、まぁ大教室で大人数なのでそのうち少しぐらいは、いるのだが)、こっちが適当にやっていて学生も勉強を適当にしかやらなくて、感性や情念とやらを磨いたりして自分の身内ばかりひいきして排外主義的になる、公務と趣味との区別もつけずに魅力だか恫喝だかで押し通す石原都知事みたいな奴ばかりが育ったらそれはそれでうざいのでもう少しまじめに授業をやろうと思いました。