「深夜の公園、迷惑若者はモスキート音で撃退…5月に実験」ってヤな世の中だなあ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090424-00000614-yom-soci

深夜の公園、迷惑若者はモスキート音で撃退…5月に実験
4月24日14時45分配信 読売新聞
 高周波の不快音(モスキート音)を流して、深夜、公園に若者たちがたむろするのを防ぐ−−。こんな実験を、5月から東京・足立区が始める。

 公園の遊具などの被害が全国的に相次ぐ中、同区内の公園でも、ベンチやトイレなどが壊され、その多くが夜間に集まる若者の仕業とみられるためだ。まず被害が多い公園1か所で、高周波音発生装置を設置し、効果があれば、ほかの公園にも導入する。装置の取扱代理店によると、公共施設での実験は全国初だという。

 実験で使われるのは、英国製の装置。一定方向に17・6キロ・ヘルツの高周波音を飛ばし、最長40メートル離れても不快に聞こえるのが特徴。日本音響研究所鈴木松美所長(音響工学)によると、「高周波音は加齢により聞こえにくくなり、個人差もあるが、おおむね30歳以上になると聞こえなくなる。この程度では、人体への影響はないと思われる」。一方、10歳代の若者にはよく聞こえるとされている。

 この商品を扱う都内の代理店によると、英米などでは9000台以上が販売され、学校や公園の防犯対策として導入されている。ただ国内の販売実績は、個人商店などへの20〜30台のみという。

 千葉県内の住宅街にあるコンビニでは昨年、試験的にこの装置を設置してみた。店長は「例外もあるが、スイッチを押すと2〜3分で入り口付近にたむろしていた少年らがいなくなる」と効果を話す。

 足立区内の公園は約470か所。昨年度、トイレの便器や窓ガラスなどが破壊される被害は総額約300万円に上ったほか、落書きや騒音の苦情もある。大半は夜間に集まる中高生らしく、今回設置する区立北鹿浜公園(約2ヘクタール)でも約70万円の被害が出ている。区の委託で警備会社がパトロールしているが、「常駐できずに効果が上がらない」(区公園管理課)という。

 今回、装置(約20万円)は区に無料レンタルされる。区は地元町会の了解を得た上で5月に設置し、毎日午後11時〜午前5時頃に作動させ、来年3月まで実験する予定。

 区の担当者は「近隣住民の迷惑にならない場所に設置する。若者がほかの公園へ流れたら、そこへの設置を検討する。そもそも、中高生が深夜に出歩かなければ、こんな実験をせずに済むのだが」と話している。

 ◆モスキート音=モスキートは英語で「蚊」(mosquito)の意味。英国で発明された若者のたむろ防止装置の製品名でもある。若者には「キンキンキン」と甲高い音が断続的に聞こえるという。開発者はユーモアあふれる科学研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の平和賞を2006年に受賞。製品は携帯電話の着信音にも利用され、教師には気づかれず教室で受信できるとして米英などで流行した。

最終更新:4月24日14時45分

「迷惑若者」って誰がきめたんだ? 罪のない市民に不快感を与えることを目的とした装置を設置することはもんだいではないのかよう!?
ベンチやトイレを破壊する奴には、破壊しようとしているのに対して注意するなり、破壊してからそれに対して罰を与えるなり、以外にはやりようがないじゃないか。
だってじっさい、トイレを破壊しない無罪の奴のほうが多いんじゃないの。
若者はどうせ悪いことをするんだから不快感を与えても当然だ、というような「常識」というのは、不快だよなあ。
いやまぁ、私だって近所に深夜、えたいのしれんやつらがたむろして騒いでたらやだけどさあ、居丈高に音波装置で追っ払って正義面するような政治的に正しくない態度はちょっととりにくい気がする。
だいたいさあ、カラスじゃないんだからなあ。
同じ社会に住んでいる同じ人間なんだから、共存とかさぁ、そういうのを模索っていうかさぁ、そういうそぶりぐらい残しておいてくれないとなぁ、音波で追っ払うみたいな神経はなぁ・・・ネズミじゃないんだからさあ。
そういう人を人として見ない神経って、なんか自分に帰ってきちゃうんだぞぅと言いたくなるよなあ。
いやまぁ、気持ちとしてわからんではないんだけどねえ・・・こうおおっぴらに得意げにやられたら、下品で破廉恥な小市民どもめ!と思うよなあ・・・

愛と暴力の現代思想

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この本だっけ。思い出した。