『「ブレードランナー」論序説』を読んで『ブレードランナー』を見る。

学校帰りに電車で読む用に、研究室においてあるのを持って帰る。

「ブレードランナー」論序説 (リュミエール叢書 34)

「ブレードランナー」論序説 (リュミエール叢書 34)

で、読んで(再読ですが)そのあと映画のほうを見る(これももちろん再再々・・・見)。こないだテレビでやってたのの録画なので、『序説』が解析していた版よりひょっとしてちょっと短いかもですが。
『序説』が解析してたのは、最初に公開されたプロデューサー版で、私が何度も見ているテレビ版も基本的にはそれに準じてるはずなので、だいたい本に書いてあることはわかる。10年後に公開された「ディレクターズ・カット」にはこの著者は批判的なようで、それはこの本を読むとなるほどという気はする。
ブレードランナー ファイナル・カット スペシャル・エディション (2枚組) [DVD]

ブレードランナー ファイナル・カット スペシャル・エディション (2枚組) [DVD]

これはどっち版だろうか?
いやまあそれはそれとして、
これは、わたくしの世代ぐらいだと必ず見ていた映画のはずで、このぐらいは見てなくちゃという気分でつい学生さんに薦めたくなったり薦めたりするのだけれど、考えてみたら、もっと上の世代の人たちがそれぞれの世代の映画をさもさも必見のように威張って薦めているのを見てうんざりしたものだったんであって、なんかそういうのはやはりいかんなとも思わんでもない。