通勤電車で読んだ『過防備都市』。ちなみにおなじ著者の『新宗教と巨大建築』はちくま学芸文庫に移ってしまってた。

過防備都市 (中公新書ラクレ)

過防備都市 (中公新書ラクレ)

セキュリティ社会がどんどん進んでいくなあ、ということを、建築・都市論目線で。
タイトルから想像されるよりは、あんまし景気よく「過防備都市」批判に走ってないところは、まぁ実際の建築とか都市計画とかする人からしたらちょっと歯止めもかかるというところだろうけれど、せっかくだから抜けのいい批判的スタンスを見てみたい気もするところ。
そのへん、あとがきに紹介されてた「無防備都市宣言」みたいのがじっさいに試みられてたって話のほうが無責任に面白いともおもう。
http://peace.cside.to/qanda.htm
あと、
学生に質問されたのだけれど、いままで学生に薦めていた新書本の『新宗教と巨大建築』が、ちくま学芸文庫に移ってしまってた。
新編 新宗教と巨大建築 (ちくま学芸文庫)

新編 新宗教と巨大建築 (ちくま学芸文庫)

別の本や文章と併せて増補版になって、値段も高くなったので、学生に薦めにくくなったのは痛いところ。