通勤電車で読んでた『デスクトップの技術』。

デスクトップの技術 (新潮選書)

デスクトップの技術 (新潮選書)

学校帰りの商店街の古本屋さんで『「超」整理法3』といっしょに買って、通勤電車で読んだ。2002年の本。PCまわりを中心として具体的なことについて書いてあるので、てきめんに古くなっている。また、自分の過去の書き物仕事のやりかたを例に書いているところでは、書き物のほうの内容をだらだらと紹介しているところもあって、そのへんはちょっとどうかなと思う。でも、妙に悪くなかったのは、この人、新しいものや最先端なものに飛びつかないタイプなのだ。PCも中級機や中古や自作機にフリーソフトを載せてテキストエディタでガシガシ執筆、みたいなかんじで、本体よりキーボードに凝る、旧型ノートPCを自作のラックに立てかけて、外付けの使いやすい人間工学キーボードで快適に執筆、みたいなことなのである。貧乏くさいといえば貧乏くさいけれど、精神としては共感できる。ただし、そこから何かを学べるかというと、もうひとつで、やはり、最先端のガジェットを使いこなしている人をお手本にするほうが、学ぶところ多いような気はするね。