通勤電車で読む『日々ごはん』。

日々ごはん〈10〉

日々ごはん〈10〉

某日、学校帰りの商店街の本屋さんで、料理本のついでに購入。あとで「10」と書いてあることに気づく。つまり、これ、シリーズものということで、10冊目をいきなり買ってしまったわけだけれど、料理研究家の著者のウェブサイト日記がエッセイ本になったシリーズのよう。
というと思い出すのはよしもとばななで、あれは以前、古マンガ屋で文庫でかなりまとめ買いして読んでかなりたいへんだったという記憶がある。ウェブサイト日記って、日常のことを毎日書いてどんどん書けちゃうので長いシリーズになるというしかけのようなのである。ただそれを本として読むかというと、けっこうしんどいかなと。
ところでこの本、よしもとばななもちゃんと言及されている。たぶんよしもとばななとか好きだろうなあという著者。テレビでも見かける料理研究科の人で、まぁなんというかこういうエッセイ本を書く感じではあるのだ。で、よしもとばなな日記にも似ているけれど、武田百合子富士日記』とか言及されてたりして、そうそう、『富士日記』を愛読書に挙げるタイプの女子のウェブサイト日記、というかんじなのだ。クローンといえばいえるけれど、武田百合子みたいな日記を書けるなら結構じゃないかといえばそうともいえる。たしかに気持ちよく読めた。