学生に薦める『公立学校の底力』。いい。

公立学校の底力 (ちくま新書)

公立学校の底力 (ちくま新書)

学生に薦めるつもりでおさらい。やはりいい。事例がたくさん並んでいるのがこの本の本体で、それがやはりいい。うちの学生諸君に読んでもらいたいってのは、つまり、事例をいきいきとした文章で読んで、そこから、教育の力みたいのを実感レベルになるべくちかいところで受け取ってほしいなあ、というところ。学生諸君は、自分の受けてきた教育、ひょっとしたらそのなかでずいぶんせまっくるしい思いをしていたかもしれない教育についてのイメージしか持ってなくて、それをもとに、教育なんてどうのこうのとか、教育はこうすべきみたいなことをいうとるんやないか。なので、こういう事例のいきいきしたものを読んで、実感レベルをまずふくらましてもらうといいかなあと。