プロ野球やるとかやらないとか?どうでもいい話題という前提で。

いちいちニュースをフォローしてないけれど、プロ野球の開幕を予定通りにするか延期するかみたいなこと?が話題になっているようだ。『そして人生は続く』を見た人は、野球やれよ、となるのではないかと思うけれど、それはともかく。
まず大前提として、いまの時点ではこんな話題はまったくどうでもええ小さな話題だろうと思う。人が生き死にするわけではないわけである。こんなしょうもないことで文部科学大臣が手間をかけるなど税金の無駄遣いだと思う。もっと文部科学行政で緊急に判断すべきことはやまほどあるんじゃないかとおもう。でも、たぶん人の生き死にに直結するようなシリアスな話題において絶句している人間にとって、こういう小さな話題を与えられたら喜んで熱中できるだろうと思う。そのていどの話題だろうと思う。
で、自分的には、野球やったらええやん、と思う。『そして人生は続く』では、被災地のテント村みたいなところで、しかしワールドカップを見ようとアンテナを立ててて、若者や子どもたちが目を輝かせてるみたいなくだりがあった。そらそうだ。人生は続くんである。野球ファンは開幕を待っているだろう。被災地でもそういう野球ファンはいるだろう。プロ野球がそれにこたえられるのかはようわからんけれど。
ただ、たとえばナイターをやったら電気が必要とか、そういうしょうもないことをいうやつがおる。そしたらナイターなんかやめたらええやんと思う。デーゲームでやったらええやないかと思う。何年か前にプロ野球ストライキやったときにも思ってた。野球なんてたんじゅんなものである。広ささえ確保されてたら、河川敷の公園のグラウンドでも野球なんてできる。電気もガスも必要ないし、げんに草野球はいつもそういうところでやってる。
ひとつ、みんな忘れてると思うけれど、巨人以外のプロ野球って、ローカルの娯楽に過ぎんものである。球場に応援に行ける人間なんてごくごく限られているわけで、全国っていうスケールで見たら、草野球もプロ野球もちがいはないローカルな娯楽である。ただ、巨人だけは、少なくともごく最近まで、全国放送のテレビで中継していた。国民にとってのプロ野球というのは、イコール巨人で、イコール、テレビで見るもの、ラジオで聞くもの、なんである。
なので、電気が惜しいなら、プロ野球もそのへんの草野球のグラウンドでさっさと試合をして、それをラジオで中継してたらいいと思う。被災地でもそうじゃなくても、トランジスタラジオで応援してたらいいと思う。
もちろん、プロ野球なんだから興行なんだから、客を入れてテレビ中継して金儲けをしないと成り立たない、という意見は合理的である。ただでさえ高校野球と競合する時期なんで、非難されてまでやるつもりはない、というのはわからんではない。
でも、野球って、ボールとグラブとバットがあって、野球が大好きな人間がいれば、成立するはずなんである。プロ野球ってさいきんただでさえうまくいってなくて、だから、こういう単純なことでいいんじゃないのかなあ、とつい、思ってしまう。