よくわかる学級ファシリテーション?―かかわりスキル編― (信頼ベースのクラスをつくる)
- 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: 解放出版社
- 発売日: 2011/03/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「先生が子どもたちの「心の体力」を温めることを大事にする」「「信頼ベース」のクラスづくり」で「「幸せな子ども時代」を支える」っていう。それが、カウンセリングみたいな、個別の心だけに照準するやりかたではなくて、子どもたちはクラスの中で生きているのだから、クラスをつくることによって子どもたちの心を温めていく、怒って怒って子どもたちを抑え付けて「「怒ることの公平性」によってクラスを保とうとする」のではなく、「「温めることの公平性」で信頼ベースのクラスをつくる」、そのなかではじめて、一人一人の子どもたちも生きてくる(なんでもむやみに集団主義にするのとは逆で)、というやりかたを、(名人芸的・秘教的なやり方ではなくて)だれでもアクセスしてシェアできるような技術として開発して蓄積する、みたいな。
で、読んでると、これは大学で授業改善とかFDみたいな話をしているときには出てこないはなしだし、でもヒントがたくさんありそうだし、それはたとえば一般の組織のファシリテーションということでいっても、「学級づくり」というのはすごくお手本になると思った。