『原子力都市』。2010年に出た本。予感する力。

原子力都市

原子力都市

『無産大衆神髄』の人。去年出た本で、このタイトルでこのテーマ。予感する力を感じる。
原子力都市、というのは、べつに原発のある町とかそういう意味ではなくて、原子力の時代には労働のありよう、都市のありようが変わったみたいな意味で、京都だって両国だって川口だって厚木だって原子力都市だし、同じ意味でむつだって広島だって柏崎だって原子力都市、なのである。さいごの章の「総論」では、『NANA』を口実にして、福島第一原発に正確に言及している。