通勤電車で読む『白熱教室の対話術』。サンデル教授が真に非凡かはともかく。

白熱教室の対話術

白熱教室の対話術

まとめ読みシリーズ。例によってファシリテーション本なのだけれど、これがかこつけるのは評判になったサンデル教授の「ハーバード白熱教室」。白熱教室の柳の下の何番目かのドジョウ本として出ている。内容的には、白熱教室のやりとりからまなぶファシリテーション技術、ってかんじ。べつにサンデル教授はファシリテーションをやってるつもりはないのだけれど。でもそれっぽいので勝手に見習うぞと。まぁ、会話の例が、都合よくつくられた仮想例ではなくて授業内の実際のやりとりなので、その意味ではファシリテーションの実際をまなぶということが意外とやりやすいのかもとは思った。ただまぁ、そうすると、この本の途中で「サンデル教授の真に非凡なところは・・・」とかいう言い回しが出てくるけれど、ファシリテーション技術に還元してしまう限りはサンデル教授は非凡ではないことになるなあと感じる。