通勤電車で読む『パリ五月革命私論』。これは(おわってしまった)夏休みの読書というかんじで。よかった。

パリ五月革命 私論?転換点としての68年 (平凡社新書595)

パリ五月革命 私論?転換点としての68年 (平凡社新書595)

出たときには、アルチュセールの翻訳をやってる人が厚い新書を出したなあ、と思っていて、しかし厚いので、どうせ読むけどあとまわしにしよう、と思っていて、買ったままになっていたのだけれど、ようやく読んだ。よかった。新書なのでたかがしれているとはいえたっぷり二冊分の厚さで、「68年5月」について、ちょうどその当時パリにいた著者の回想とか当時書いた文章とかを軸に、問い直している。