通勤電車で読む『ウェブで学ぶ』。

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)

MITの「オープンコースウェア OCW」てのがあって、それにかかわっている人と、『ウェブ進化論』の人が共著で書いたもの。最初に一章ずつ概説を書いて、あとは対談形式。で、感想としては、基本的には『ウェブ進化論』の射程の範囲内だなあ、ということ。教育学とかの授業で、学生さんに『ウェブ進化論』を勧めていたときには、ここで書いてあるようなことも射程内だぞという思い入れで勧めたわけで、まぁそれからまた何年かたった(この本は2010年に出てる)けれど、基本の構図はかわんないかなあ、という印象を持った。で、この本の中でも問題とされているけれど、やはりウェブで学べる条件が整っても、それを活用する者と活用しない者とに分かれるよね、というのは、まぁ当然あって、やはりこういう本は「活用する者目線」で書いてあるからなあ、というのは、まぁやはり残る。