『百万円と苦虫女』みた。感じのいい映画。

百万円と苦虫女 [DVD]

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ずっとまえに録画してたのを見た。感じのいい映画だった。それは蒼井優が感じいいから。蒼井優のために撮られたような映画で、なんか皮膚が薄そうだなあとかいうところからはじまってこう、ふつう女子といえばふつう女子なんだけれどどこかしら何もかも薄いかんじの蒼井優が、百万円を貯めては「流れ、流れて」町から町へ、で、辿りついた先でしばらくあれやこれや、困ったような顔で作り笑顔をしているうちに、みるみるうちにあれこれしがらんできて、また逃げるように次の土地へ・・・みたいな。それが、ちょうど厭味にならないぐらいの薄い流れでお話を進行させていき、ちょうど厭味にならないぐらいのさじ加減で映画は終わるのだけれど、けっこうそんななかにドキドキするような長回しトラックバック撮影があったり、見ているこっちが息を止めちゃうよ!てぐらいの長い間合いの会話があったりして、そんなときにコップの氷がカラン、と鳴ったりして意外にどきっとするのだ。なので、けっこう悪くない、全体的には感じのいい映画で、まぁしいて言えば、バイトでそんなに早く百万円たまらないでしょう、というのと、あとはまぁ、お金をケチって百万円貯めるとかいいつつ服はけっこう選んでるんではないだろうか、という気がしたけれどまぁそのへんはくわしくないのでわかりません。