- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2008/07/21
- メディア: DVD
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ともあれ、映画シリーズ最終話のクライマックス最後の台詞が、岩下志麻の「死ね!」というのがなんともかっこよかった(ふつう主役の台詞じゃないよね)。
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おもいだしたこと。
銃で撃ったりするシーンが多いのだけれど、景気よくパンパン音がしない、つまり、サイレンサーをつけているということなのかな? 拳銃だとプスッ、プスッ、という音だし、かたせ梨乃のサブマシンガンもプップップップッ・・・という音で、総じておもちゃみたいな音なんである。これが、まぁ今どき街中で撃ち合いをするならサイレンサーつけてるよねえ、というリアリズムでもあるのだろうけれど、それよりも、ああいうおもちゃみたいな音で人が簡単に死ぬんだ、という感じがして、そのへんは悪くなかった。北野武とか黒沢清とか、暴力シーンがそっけないのが怖い、みたいなのがいいところなわけだけれど、そういう怖さというのが、極妻みたいな「ふつうの」映画でも、みてみたらきちんと出ていたということ。まぁ、北野武や黒沢清が偉くて中島貞夫が通俗、という見方自体がよほど転倒した先入観なわけであるね。