本日のVHSから救出しながら見るシリーズは『汚れた血』。ジュリエット・ビノシュが美しい。これを見よとばかりの名場面だけをつないだ2時間。

VHSを引っ張り出す、ということは、やはりどうしたってこういうふうになるわけで、学生時代の映画、カラックスを再見することになるわけである。全シーンこれでもかというばかりの、あざといばかりの凝った画面の連続、そしてのっけからジュリー・デルピーが美しいと思っていたら、満を持してのジュリエット・ビノシュが登場するや、これでもかこれでもかとばかりにひたすら美しくジュリエット・ビノシュの顔ばかり手を変え品を変え映し出すのですっかりやられてしまうという。