新幹線の中で読んでた益田ミリ。『47都道府県女ひとりで行ってみよう』『週末、森で』。

47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)

47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)

週末、森で (幻冬舎文庫)

週末、森で (幻冬舎文庫)

某日、おにぎりを買うついでに学校の売店で買った何冊かの文庫。うち二冊は益田ミリでした。東京に出向く用事がありカバンにほうりこんで新幹線で読んでた。往路では『47都道府県女ひとりで行ってみよう』。なんかWebの連載かなんかでふと、ひとりで47都道府県に行ってみる、と発願して、月一のペースであちこち行きましたよという記録。面白いかというと面白くはない。なぜかというと、この著者の人は、観光旅行に行って名所見て感激して帰るような人物ではないので。まぁ、何冊か読んだ限りだけれどふだんから、日常の何気ないひとこまによぎる微かな感慨とか思い、であるとかなんとか、をさらっと描くひとなんで、観光地に行ってもそうでないところに行っても、どこにもいかなくても、おんなじなんである。なんで、面白くないのが正解で、あーこの人ほんとに旅行に向いてないなあと思いながら自分もそうなのでまんぞくしてあらかた読み終わったころに新幹線は東京到着。
用件がすんだころから東京は夕立で、それがなんかよくわからない雷雨で夜までずっと続いていたので帰りの新幹線が乱れたりして、みどりの窓口のお兄さんのアドバイスで自由席を買って、とりあえずすぐ来た新幹線にかけこんだ。で、自由席は混んで立ってる人もいたけれど、いちおうずっと歩いてみたら、ベビーカートで来ていた母子連れが3人掛けのところにいて、なんとなく席がはんぶんくらい?空いてたので、「ここ、いけますか?だいじょぶですかねえ?」と聞いてみたら「いけますよ、」ということだったので、すいません、ということではんぶんぐらいの席に座って一安心。それで、鞄から文庫本を取り出したら少し雨がしみて表紙の端ががでこぼこになっていたけれど、ともあれ『週末、森で』を読み始める。これは全編マンガ。こっちのがよかったかな。