『レッツ・ゲット・ロスト』再見。晩年のチェット・ベイカーがむやみにかっこいい。

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VHSから救出するシリーズは淡々と続いている。『レッツ・ゲット・ロスト』は、見ながらダビング。晩年のチェット・ベイカーと過去の女たちを被写体にした、まぁドキュメンタリーというか。しかし、薬物とかいろいろなトラブル(ゴロツキに歯をぜんぶへし折られるとか)を経て若い頃の美貌が見る影もなくなり宇野重吉みたいな風貌になりつつおねえちゃんたちにモテまくっているチェット・ベイカーがむやみにかっこいい。そして、何番目かの妻と子どもたち(田舎に住んでいる)がすっかり田舎の凡庸で頭の悪い俗物どもになっていて(ってことでしょう?)、その元妻子が憎んでいるビッチ(チェットを薬の世界に引きずり込んだのもその女ということになっている)が、ジャズシンガーで、こっちのほうがずっとチェットと同じ世界の人間のように、まぁ映っているわけで、チェットがどれだけウソツキでだめなやつで、しかもどうしようもなく素晴らしいのかを、まぁ喋っているわけで、まぁこの女自体が信用ならん一筋縄では行かんということも含めて、説得力があるわけである。