- 作者: ピーター・L.バーガー,Peter L. Berger,森下伸也
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2015/05/22
- メディア: 単行本
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ちなみに、ピーター&ブリジット・バーガー『バーガー社会学』のブリジットさんというのが嫁だというのは知っていたけれど、バーガー=バーガー=ケルナー『故郷喪失者たち』とかバーガー&ケルナー『社会学再考』のケルナーというのが、嫁の旧姓で、つまりこのケルナーというのは嫁の弟だった、というのは初耳だった。なんか身内で共著を書く人なんだなあと。
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しかし、『社会学再考』は読んだはずで、読んだんならケルナーがバーガーの義弟であることは「訳者あとがき」にでも書いてあったはずじゃないか、おかしいな、と思って、見てみたら、
・・・もう一方の著者ハンスフリート・ケルナーについては、読者にはまことに申しわけないことだが、訳者は寡聞にしてくわしいことを知らない。わかっているのは、現在西ドイツのダルムシュタット大学教授であることと、ピーター・L・バーガーおよびブリジット・バーガーと共著で前掲の『故郷喪失者たち』をあらわしているということぐらいである。同訳書の「訳者あとがき」には、ごく簡単なものではあるが、ケルナーについての紹介がなされているので、関心のあるかたはそちらを参照されたい。
と書いてあって、なるほど少なくとも自分が読んだ初版の訳書が出た段階ではケルナーの素性というのは謎だったらしいとわかる。まぁそんなものかな。
ついでに後から気づいたこと。この『自伝』の中で、嫁の名前の読みは一貫して「ブリギッテ」と表記してあって、まぁドイツ出身(?オーストリアっつってたっけ?というのが検索しても出てこない。本はもう返却してしまってる)だからそれでいいのかもしれないけれど、旦那は「ペーター」でなく「ピーター」って言ってるんだけどなあ、…と思いつつ、いろいろ検索したら、『故郷喪失者たち』では「ブリジット・ベルガ―」表記で出てくるし、ようわからんところである。
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・・・といったようなことを検索しているうちに、出てきた。
BRIGITTE BERGER Obituary - Boston, MA | Boston Globe
BRIGITTE BERGER
BRIGITTE BERGER Obituary
BERGER, Brigitte Of Brookline, on May 28, 2015. Beloved wife of Peter L. Berger. Loving mother of Thomas and Michael Berger and cherished grandmother of Diya and Alex Berger. A Funeral Service will be held on Thursday, June 4th at 10:00 AM in the Church of Our Saviour, 25 Monmouth St., Brookline. Relatives and friends are respectfully invited. Interment will be private. Retired Professor Wellesley College and Boston University.
Published in The Boston Globe on May 31, 2015
えー・・・。ごめいふくを。