『新宿駅最後の小さなお店ベルク』。ふつうのカフェ経営本かと思いきや、駅ビルからの立ち退き問題の話がでてきておもしろい。帯に柄谷行人が書いてる理由。

なんか面白いということで読んでみた。カフェ経営的な本は、『コモンカフェ』の人の本とか(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20071202#p3http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20091025#p1http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20120829#p2)よくて、またカフェじゃなくても個人経営者の本ではサトカメ本(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/searchdiary?word=%A5%B5%A5%C8%A5%AB%A5%E1&.submit=%B8%A1%BA%F7&type=detail)が面白いわけで、まぁそういうかんじの本かなあと思って読み始め、まぁ途中まではそうだった。
新宿駅というところの駅ビル地下に1970年創業の喫茶?ビアカフェ?があるということで、東京の人はあああそこかと思うのかもしれない。とりあえず雰囲気はこういう→(http://gigazine.net/news/20140501-berg/)ところのようで、なるほどいいかんじ。
で、このお店を回していく経営者としての著者の「フィロソフィー」というか、まぁあれこれが書いてあるので、まぁふつうに面白く読んでいたのだけれど、途中から、この店が入っている駅ビルからの立ち退き問題の話が出てきて、がぜん面白くなった。文庫本の帯に柄谷行人が推薦文を寄せている理由もそこらへんなのだった。
立ち退き問題は、今のところひとまずベルク側ががんばってるよう。
http://rocketnews24.com/2012/10/16/257805/