なんとなしにロック本をいくつか読んでいた流れで、読みそびれていたのを思い出して読んでみた。まだ自分が「ほぼ日」を毎日みていたさいごのあたりに、よく言及されていた本で、
糸井重里が邦訳書の監修で入っていたのだった。まぁ内容としては、
グレイトフル・デッドがデッドヘッズと呼ばれる追っかけをひきつれて延々とツアーライブを回りながらビジネス的にも成功しているというところから、最新の
マーケティングのヒントここにありみたいなことをいう本。で、たとえば
クリス・アンダーソン『Free』なんかが話題になって一周したいまとなっては、この本に書いてある内容からはさほどの新味を感じないし、ていうか言ってみれば
糸井重里『インターネット的』でいいじゃん、というところはある。なのでまぁ、この本はやはりビジネス書というよりも、デッドヘッズたちが書いた
グレイトフル・デッド本、というくくりで読んだほうが、適当かと思った。