ここしばらくの
藤圭子ブームの流れもあり、まぁ
Twitterで読むべき本であるという情報に
接触してふと読んでみたらおもしろかった。まぁ、まえまえから「演歌」というくくりはおおざっぱだなあと思っていたし、ずいぶん10年以上もまえに、なんか雑談か何かの中で、ちゃんと世間的にわけのわかった常識のある年配の先生が、なんだっけ「ムード歌謡」に類する曲か何かを「演歌」と呼んでおられたのを見て、「いやいやそれは「演歌」ではありません、「ムード歌謡」というものです、「演歌」というのはですねえ、
船村徹先生であるとかですねえ・・・」などと力説して呆れられたような記憶もあるのだけれど、まぁそのときは感覚的なもので、そのへんの教養が自分にあったというわけではなくて、ただそれ以降なんとなく、「演歌」というくくりに違和感はあったのである。そのへんが、非常にきちんと歴史的に辿られていて、勉強になったし、この本2010年の本らしいけれど、いまとなっては
YouTubeで曲を聴きながらだと非常に楽しく読めるだろう。