『鍵』みた。大映の映画を好きにならないのは京マチ子のせいだ。

鍵 [DVD]

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このまえBSでやってたやつ。中村鴈治郎がヒヒジジイでその若くて美人で貞淑な妻というのが京マチ子。で、鴈治郎はかかりつけの病院の青年医師を娘の婿にあてがおうとしていて、まぁしかし実はその青年医師を京マチ子にわざと近づけて嫉妬することによって回春効果を図ったりもしている、まぁヒヒジジイなわけである。で、京マチ子貞淑ということなんだけれど、夫のヒヒジジイの薦めるままにブランデーをあおって、そして呑んでいる席をスウっと立ったかと思うと、気が付いたら風呂で貧血で失神している、で、ヒヒジジイと青年医師に介抱されて朝になって意識回復する、というのを、繰り返すわけで、まぁこれまたうんざりするやらしさ。でまぁこれが京マチ子なんでよけいにうんざりするわけで、まぁ要するに京マチ子ってうんざりするやらしさそのままみたいなかんじがして、まぁ言うたら自分が大映の映画を好きにならない理由は京マチ子のせいだといいたくなってくるほどである。で、いっぽう娘の役は、聡明だけど堅物で不美人、ということになっている。ただし、いま現在の目で見て娘、そうわるくないじゃん、と思う。叶順子という人らしい。