『楊貴妃』みた。溝口の珍品、というポジション?

つんどく状態でハードディスクに録画されていたのを見る。溝口健二監督で、大映と香港の映画会社との国際合作映画、なのだけれど、唐代の大時代劇のスケール感がゼロで、なんかたんなる日本の撮影所のセットの中で、慣れない不自然な中国の書割を立てて、慣れない不自然な唐代コスプレをして、京マチ子とか森雅之とか山村聡とか杉村春子とかがミニコント的な?芝居をする1時間半ほどの作品。これはやはり、大作、というのではまったくなくて、やはり珍品というポジションじゃないかなあと。