この本、
ADHDというのを、ふわっと捉えていて、診断がない人も含め「
ADHDの特性」がある人を「
ADHDの人」としますとしている。で、「
ADHDの特性」は誰にでも思い当ります、としていて、じゃあ誰でも「
ADHDの人」ということになる。そんなことでいいのか。まぁ、けっきょくのところ「
ADHDの特性」があっても困らないように対応をしましょうということになって、その対応の中には薬があったり
認知行動療法やSSTがあったりもするにせよ、まぁ大きく取り上げられているのはいわば
ライフハックみたいなことで、スケジュール管理とかタスク管理とか、お金の管理とか片付けとか、そういうところで
ライフハック的な工夫をすれば、注意力が散漫になりがちな人とかでも負担なく自己管理できるよと。まぁ、逆に
ライフハックってそういうことだよねという気付きも得なくはない。