ふと気が向いて、共同研究室の本棚に並んでるFOR BEGINNERSを読んでみようかという気になって。むかし自分が就職した時に、共同研究室にとりあえず入れたい本をごっそり入れるべし、ということで、何かいろいろ入れたはずだけれど、そのときにどういうつもりか、FOR BEGINNERSのシリーズの欲しそうなやつをずらっと入れたんだった。FOR BEGINNERSシリーズ、と言っても今のヤングにはわからないだろうけれど、自分が学生時代にはふつうに本屋さんにずらずら並んでた(はず)で、まぁ少なくとも大学のちかくの左翼っぽい本屋さんには並んでた。で、なんとなくそういうのは読んでおくものなのかなと思いながら、まぁあんまり読まずに学生時代は過ぎ、それで就職した時に、ずらずらと買い込んだという次第。まぁ、けっきょく学生さんにも特に読まれることもなく自分もほとんど読まず、時は流れ流れて、それでふと気が向いて、読んでみたという次第。監訳?の
小阪修平という名前も懐かしい。まぁ、挿絵はさほど理解に関係ないけど、ようするに
マルクスの文章の断片をピックアップして並べてるだけで面白い。というのはようするに、
マルクスの文章が、断片を切り取ってきてもそれだけで説得的で面白いような、明解さと強さとキャッチーさを持ってるからなのだろうね。