通勤電車で何か読むものをと思ってかばんにほうりこみ、それで何かの会議終わりに臨床心理の同僚の先生に「今日はこんなのを読みながら帰ります」とみせびらかしたら、その本はわりとおもしろかったですよと言われ、ちょっと期待しつつ読んだ。わりとおもしろかった。ていうか、読み始めてすぐ気が付いたのが、同じ著者の本を以前読んでたということで、その時の感想は(
http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20061228#p2)←こんなかんじ。あまり深々としたところにたちいらないでさくっと問題を解決すればよし、というのは、まぁ常識的に良心的である。たぶん力のあるカウンセラーの人なんだろうというふうに読めて、こういう人は上手にやりはるだろうと。で、前の本が入門書でこの本が「極意」、というのはつまり、たぶん、前の本でカウンセラーのハードルを下げて「このやりかただと誰でもできる」というふうにしたけれど、たぶん下手な人はできないので、上手くいっている人の「コツ」とか手法の勘所みたいなものを少し説明しているのが本書、というかんじかなあと思ったけど前の本を読み返す気にはならないのでほんとうにそういう位置づけかどうかはわからない。