『教育社会学の20人』読んだ。教育社会学をやる人みんなが読むべき本。

教育社会学の20人

教育社会学の20人

今年の教育社会学会@佛教大は、台風(今シーズン世界最強)のために二日目のプログラムが中止になってしまったんだが、しかし個人的には、ちょうど勤務校の校務があったんだけど「あー、この日学会なんですよね・・・まぁいいんですけど、発表もしないし司会も当たってないし・・・」「あ、代わりますよ、学会に行ってください!」というかんじで若い先生に代わっていただいた手前、サボるわけにもいかずひっこみがつかなくなり、そのおかげで一日目の朝イチから参加して、結局懇親会まで居て、それで二日目のプログラムは中止になったので、実に珍しく学会完全参加となった。それで、書籍コーナーでこの本を見つけて「おお、これは買わなきゃですね・・・じつはなんとかゾンですでに注文しちゃったんですが・・・しまったな・・・」とか言いつつ変な顔をされつつ即購入。
この本、日本教社会学会70周年記念ということで、日本の教育社会学「第二世代」(戦前戦中に社会学や教育学を学んで戦後に教育社会学という学問領域を立ち上げた世代を「第一世代」で、戦後に最初からプロパーとして育った世代を「第二世代」としている)の先生方18人、プラス、「第一世代」の清水先生、新堀先生を加えて合計20人の教育社会学者の聞き書き、オーラルヒストリーでたどる日本の教育社会学、である。で、この先生方というのが、まさに自分にとっての先生の世代なので非常に迫るものがあった。直接の師匠、柴野先生・竹内先生の章はもちろんよかったっていうかよかった以上にやはり自分の学生時代のことも思い出しつつ読んだわけではあるけれど、少し遠くから見ていた多くの先生方の語られるライフヒストリーや、そこから浮かび上がる教育社会学や戦後の大学の歴史や、それからとくに現在の教育社会学をどう考えておられるかを読むと、初めて知ったり、これは、と思ったり、興味深いというのもあるし、まぁとうぜんこれまた自分自身のことを考えることにもなる。自分がいまやっていることが、どのような文脈にあったのか、とか、どんなことを求められるのだろうか、とか。