- 作者: 高橋信,トレンドプロ
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 単行本
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マンガでわかるナースの統計学 -データの見方から説得力ある発表資料の作成まで-
- 作者: 田久浩志,小島隆矢,こやまけいこ,ビーコム
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2006/05/26
- メディア: 単行本
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まぁ、マンガのストーリー的には、統計夢女子みたいなのが主人公で、ひょんなことからダサメガネの理系男子に統計を教わり、さいしょはかんじわるくて敬遠していた男子が統計の勉強をすすめていくうちにかっこよくなって最後できちゃう(統計が)、みたいなおはなし。絵的にいうと、『マンガでわかる統計学』のほうは萌え系寄り、『ナース』のほうは女子マンガ寄りのかんじで、まぁそれはナースのほうはナースが読者なんで萌え系でもしょうがないってところはあるわけだろうな。
それでかんじんの統計はマンガでわかるんですか、というと、まぁかんじんなところは文章(っていうかマンガの会話の台詞とか文章ページで登場人物がQ&Aやったり)で説明しているので、まぁ「なるべく素人向けの教科書」というかんじ。で、なぜかどっちの本でも、ときどき例が微妙なかんじがして、統計の話が頭に入ってこないところがある。就職活動で会社説明会に行ったら若手社員男女20名ずつ合計40名が来ていて、そのうち好みのタイプが何人、男性社員のうち何人、女性社員のうち何人、それで好みの男性がたくさん来るケースがどのぐらい頻繁なのか、みたいな架空のおはなしから「カイ2乗検定」を説明する、というのはけっこうきびしい。まぁひょっとして、そこで容易にイメージできる例をあげると読者が雰囲気レベルで勝手にわかったつもりになってしまうのでわざとイメージ困難な例をあげているのかもしれないけど。しかしあれでしょう、マンガでわかるってのは容易にイメージで雰囲気レベルでわかるためにあるんじゃないのか。
この二冊は、まぁ似たようなものだけれど、『ナース』のほうはあるていど一冊でまとめて完結してて、『マンガでわかる統計学』のほうは続編がいろいろ出ている。