通勤電車でとばし読みの『考える練習をしよう』。大島弓子「ロング・ロング・ケーキ」で出てきた本がローソンに。

普及版 考える練習をしよう

普及版 考える練習をしよう

例によってツイッターでなのだけれど、大島弓子「ロング・ロング・ケーキ」に出てきた本が復刊されてローソンで売られているという話を目にして、気になっていた。それでこのまえ学校帰りにイオンによって靴を買うことがあって(このところずっと靴に穴が開いているのでしかたなく)、そのついでにローソンに寄ったので(気が付けば近所にローソンが減ってきた。セブンとファミマはたくさんあるのに)、本のコーナーを見たら確かにあったので購入。前もこのローソンで本を買い(
コンビニでふと目について購入したムック本『図解とマンガでわかるリーダーになったら最初に読む プロジェクトを成功させる技術!』。簡潔なので悪くない気はする。 - クリッピングとメモ
)、またべつのコンビニでもおもしろげな本を買い(
通勤電車で読んでた『マンガでよくわかる 教える技術』。サンドイッチを買いに入ったコンビニで購入、あっさり読めた。 - クリッピングとメモ
)、けっこうコンビニで売ってる本もその気で探すと悪くないのが出てきてるのだった。
で、この本、まぁ子ども向けの「考え方」の練習、みたいな、帯には「ロジカルシンキングの定番書」とか書いてある、まぁ大島弓子が引いてたというので原書は1976年に出たらしい本なのだけれど、読んでみると、ロジカルというか、意外に経験主義的だなあと思った。常識にとらわれずにきちんと考えよう、というんだけれど、論理的にというよりは、今まで気づかなかったことを注意深く見てみることで枠にとらわれない発想ができますよ、みたいな。「ロング・ロング・ケーキ」に引かれていたのは、じつはこの本の中ではどっちかというとめずらしい、論理的なパラドックスというのか、無限にかんするパラドックスで、それはいかにも大島弓子っぽかったんだけど。この本全体のトーンは、どちらかというと同時代の、多湖輝『頭の体操』シリーズとか特に『天才パズル』とか、そっちのほうに近いと感じた(し、明らかに重なるネタがいくつかあった)。じつはそのへんは小学校とかの時に愛読してたのだった。