通勤電車で読む『本の本 夢眠書店、はじめます』。本好きアイドルの人が書店とかインタビューして歩く。

本の本: 夢眠書店、はじめます

本の本: 夢眠書店、はじめます

本屋さん本ということで。本好きのアイドルの人が、自分の本屋さんをつくることをめざして、書店とか出版社とかの人たちにインタビューして歩きました、という本。まぁ、アイドルの人の本ということでいいかんじにゆるい口調でインタビューしているテイで書かれているので、まぁ読みやすい。あとまぁ、この本が、本嫌いの人に本を嫌いじゃなくなってほしい、ぐらいのラインで書いてあるので、書店のわくわく感とか本作りのたのしさとかに焦点が当たっていて、まぁあまりシビアなことは書いてないのも、気楽に読めるところ。で、この著者のアイドルの人、「タモリ倶楽部」で一回見かけたことがあるけれど、三重出身で大阪の女子高に通っていて通学電車で本を読んでたとか、地元の本屋でバイトしてたとか、大学が多摩美卒で、この本の最後の章で新潮社装丁部を訪問してこの本の装丁をさせてもらってる(題字のレタリングもやってる)とか、そのへんはちょっと好感度が上がった。
あと、校閲の仕事をインタビューするために新潮社校閲部を訪問する章があるのだけれど、たぶんその章に校閲ミスがあって、たぶんそれはわざとだろうと思う。
もとはWeb連載ということで、単行本が出た後もWeb連載は続いてるそうだ。
夢眠書店開店日記 | ほんのひきだし