ふと、つんどくのDVDの中の、
中平康のファイルを見てみたら、あったので見た。『
ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦』につづくシリーズ第二作。このたびはいちおうスパイダースが犯罪に巻き込まれるというか、
マチャアキのタンバリン(飾りの宝石がまさかの本物)を狙う謎の美女の一味と、空港で取り違えた
アタッシュケースを狙う謎の男の一味の、両方からスパイダースが付け狙われる、というおはなし。悪の一味の連中はやたらとスパイダースの部屋に易々と侵入するが、もう一方の悪の一味のやつにあっという間にピストルで撃たれたりして死ぬ。というわけでスパイダースの行く先々でけっこう死体がゴロゴロする。まぁそのあたりはだから、前作と比べて曲がりなりにもストーリーがあるといえばあるけれどどっちかというと死体がゴロゴロのギャグみたいなかんじもある。スパイダースの事務所の社長の妹?ですっかり妹分的なポジションの
和泉雅子はキュートだし、謎の美女の真理アンヌは一人で『殺しの烙印』な雰囲気を放射するし、そのあたりはなかなかよかった。まぁ、『ゴーゴー・向う見ず作戦』とどっちがよかったかというとまぁべつにどっちでもいいですだいじょうぶですってはなしではあるけれど、個人的な好感度は意外と『ゴーゴー・向う見ず作戦』のほうがよかったりしたのは、あっちのほうがより無茶で、こっちのほうはそれに比べればふつうの映画に近い印象だったからということもある。